ElectroHarmonix Deluxe Bigmuff

DeluxeBigmuff.GIF

<回路の概略説明、のようなもの:(回路図中青色の部分は2007/3/20修正)>
入力インピーダンスは~82k(R1そのもの)で、ギターを直接入力するには少し低いような気がします。

OP-AMP Version Bigmuff Subunitは、定数まで含めてオペアンプバージョンのBigmuffほとんどそのままです。R24,R29の定数とスイッチSW1_2が途中に入る点が違うといえば違いますが。トーン回路の定数がディスクリート版とかなり異なります。よりオーバードライブっぽい設定でしょうか。

このDeluxeBigmuffは、SoulPreacherとBigmuffを2in1にしたような構成のエフェクタです。(先日入手したSoulPreacherがほぼこの回路と同じ内容でした。そうなると、ディスクリート版SoulPreacherも試してみたくなります)

IC3周辺で絶対値化された信号をQ1,Q2でピークホールドしている感じでしょうか。ピークホールドの時定数はC9(1μF)とR18(4.7MΩ)決まると思いますが、Q2のベース電流がもれる分だけ短くなると思います。

VCA周辺の回路はBlackfingerと似ていますが、より進化しているように見えます。C6によりIC6の反転入力(2ピン)が交流的に接地され、R8とR9によって、差動入力電圧がIC1(1-3)の出力の1/100ぐらいに分圧されています。

この回路もQ2とIC6の5ピンとの間に可変抵抗をはさむことによってsensitivityを変えることができるはずです。ただ、実機でのコンプ感はBlackfingerよりおとなしいので、より微調整的に働くものと思われます。

純粋なコンプとして考えるとD1,D2の存在は微妙です(用途によってはLEDとかに置き換えたい気もします)。特にsensitivityの可変抵抗を増設した場合にはセッティングによっては歪み系の一種として考えたほうがいいのかも。

投稿者 fff : March 14, 2007 07:44 PM
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