<概論3 図8:Iceo vs 「真のhFE」(Temp: 21.9~22.6℃)>
概論6に引き続き、Fuzzface概論3でIceoと「真のhFE」との相関を示したサンプルの一部(2SB370_Sample15, 12, 11)をQ1として(Q2は2SB370_Sample27)、実際のギター入力(1弦12フレットのハーモニクス(E) および 3弦12フレットのハーモニクス(G))に対する出力波形を観察してみます。
<概論6 図1:Fuzzface回路中の出力波形の観測ポイントAおよびポイントB>
<図1:2SB370_Sample15 & 1弦12フレット(E)の出力結果(上段:PointA,下段:PointB)>
<図2:2SB370_Sample12 & 1弦12フレット(E)の出力結果(上段:PointA,下段:PointB)>
<図3:2SB370_Sample11 & 1弦12フレット(E)の出力結果(上段:PointA,下段:PointB)>
<図4:2SB370_Sample15 & 3弦12フレット(G)の出力結果(上段:PointA,下段:PointB)>
<図5:2SB370_Sample12 & 3弦12フレット(G)の出力結果(上段:PointA,下段:PointB)>
<図6:2SB370_Sample11 & 3弦12フレット(G)の出力結果(上段:PointA,下段:PointB)>
<表2:図1〜6の波形観察時のVCB1およびVCB2の値>
Iceoの増大による出力波形への影響を見るため、「真のhFE」はほぼ同じでIceoのみが異なるサンプル(Sample15⇒12⇒11の順にIceoが増大)を使用して結果を採取して見ました。
図1⇒図2⇒図3(もしくは図4⇒図5⇒図6)におけるPointAの結果を比較すると、
期待通りIceoが増大することにつれて波形の上側のアタマがつぶれてくることが判ります。