ElectroHarmonix Blackfinger

<Slightly MOD Versionの説明>
アタックをコントロールするため、上図のようにIabcをコントロールする可変抵抗をつけてみました。
(ROSS CompressorやBOSS CS-2あたりにも同様の可変抵抗がついています)

わたしは手持ちの抵抗(2MΩCカーブ)をあつらえましたが、値に特に意味はないです。
でもCカーブにしておいたほうが設定がしやすいです。
この抵抗を絞り切ればオリジナルと同じ設定になるので、実機の設定を保ちつつ
より楽器として使いやすい設定もできる、という寸法です。

入力の楽器によっても微妙に変わるとは思いますが、わたしは、この可変抵抗を
12時の位置付近に設定して使うことが多いです。

トーン回路のVR2については、TSC in the Web でシミュレートしながら決めました。
よりハイを強調したセッティングも可能となるので、250kΩとした方がコンプに合うような気がしています。

投稿者 fff : 01:43 PM | コメント (0)

Maestro Fuzztain

MaestroFuzztain.GIF

<Slightly MOD Versionの説明>
SOFT → HARDを連続的に変えたかったので、モード切り替えはCOMP/FUZZの2通りとして、スイッチによる選択部分を可変抵抗に置き換えました。(上図中赤の部分)
OTA系コンプというかちょっとシンセっぽいです。ノイズもそんなにひどくないです。
CD4007の差し替えについては、フェイザーにおけるFETのばらつきぐらいの感じです。メーカーの違うヤツ同じヤツいろいろ何個か揃えておいて、気に入ったものを使えばいいと思います。

FUZZモードの方の音は、コンプ感の強い音から伸びる音までわりといろいろ出ます。COMP最大かつDriveをちょっと上げたぐらいのセッティングなど80年代を彷彿とさせます。メーカーも回路もかなり違いますが、DeluxeBigmuffのコンプ+ファズ直列モードにも似た味わいがあります。可変抵抗の部分を増やしたため、オリジナルにない中庸なセッティングも可能となり音色的には使いやすくなったと思います。

投稿者 fff : 10:04 PM | コメント (0)

OD-1+改(キラキラver.)

<Slightly MOD Versionの説明>

(SD-1の回路ではなく)OD-1の回路そのままでトーンのツマミを追加するため、2連可変抵抗を使います(図中VR3)。また可変抵抗を絞り切ったときに抵抗値を完全にゼロにしないため、R8, R10を追加します。ここでは10kΩ(実測13.5kΩ程度)としました。
元々この部分の回路は884Hzのローパスフィルタですが、この回路変更によって概ね周波数600Hz-5000Hzの範囲で変更することができるようになります。OD-1なのにトーンを上げるとキラキラしてエキサイターっぽくなります。

あと、トゥルーバイパス化(ラッチングリレー使用)をにらんで、バイパス回路およびFETスイッチの回路を除去します。

トーンを付けてキラキラした感じになったところで、さらに±9V両電源化によりエキサイトさせるのもアリ……マストだと思います。個人的には、スイッチングレギュレーターによって可聴帯域外にスイッチングノイズが乗ること(そのノイズにより元の音が若干変調すること)がケンタウルスの華やかさの要素の一つではないかと訝っていたりするので。

投稿者 fff : 10:33 AM | コメント (0)

Roland BeeGee

BeeGee_MOD.gif

<Slightly MOD Versionの説明>
さすがに今の時代、ゲイン最大固定はキツイような気がします。
まあ潔いとも言えなくはないですが。
あとOUTを絞ったときに音量がゼロにならないのも気持ち悪いといえば
気持ち悪いように思います。

というわけで、わたしは上の回路図にあるようなMODをしてみました。
オペアンプの帰還抵抗を可変にして、かつOUTの47Ωを取っ払いました。
可変抵抗に直列に接続されている固定抵抗は、ゲインの可変範囲(minimum)を
決定します。47k-200kΩの間で好みに応じて設定してください。

オリジナルを尊重するならば、実機の抵抗値が2.2MΩなので可変2MΩ+固定200kΩ
としたいところですが、ゲインの低い時の音も結構使えるように感じられたので、
わたし自身は47kΩに設定しました。

投稿者 fff : 01:45 PM | コメント (0)