Boss OD-1(QuadVersion)
<OD-1A>
ロットNO.:6400-6500
PCBのマーキング:"052-281A"
スイッチ:透明
ネジ:銀ネジ
OP-AMP:RC3403ADB
<OD-1B>
ロットNO.:6600-8800
PCBのマーキング:"052-281B"
スイッチ:8400まで透明,8600から黒(8500は未確認)
ネジ:銀ネジ
OP-AMP:8300までRC3403ADB,8400はRC3403ADBとμPC4741両方,おそらく8500からμPC4741C(ex. 8700)
OD-1AとOD-1Bとの回路上の違いは、図中赤で示した抵抗R6とコンデンサC5の
つなぎ順の違いのみ。微妙にOD-1Aの回路の方が発振しやすそうな気はするが、
実はわたしにはあまり本質的な違いはわかっていない。(書きかけ)
ちなみに、ロットNO.8900からはデュアルOP-AMPを使った別回路になる。
このタイプのPCBは"052-281D"になっているので、おそらく"052-281C"という
時期はなかったものと思われる。
(QUAD OP-AMP VersionをLED常時点灯化対応した基盤のためにリザーブされていたのかも??)
ロットNO.:8900-(少なくとも6桁になるまで)
PCBのマーキング:"052-281D"
スイッチ:黒
ネジ:0300まで銀ネジ,0500以降は黒ネジ(0400もSD-1の類推からおそらく黒ネジ)
OP-AMP:NJM4558D(JRC)(ex.9900)
(ただし9300,0300はμPC4558C(NEC),0000はTL4558P(TexasInst.))
OD-1(S/N0000)
OD-1(S/N6400)
OD-1(S/N6500)
OD-1(S/N6600)
OD-1(S/N8700)
OD-1(S/N9300)
OD-1(S/N9900)
OD-1+改(キラキラver.)
<Slightly MOD Versionの説明>
(SD-1の回路ではなく)OD-1の回路そのままでトーンのツマミを追加するため、2連可変抵抗を使います(図中VR3)。また可変抵抗を絞り切ったときに抵抗値を完全にゼロにしないため、R8, R10を追加します。ここでは10kΩ(実測13.5kΩ程度)としました。
元々この部分の回路は884Hzのローパスフィルタですが、この回路変更によって概ね周波数600Hz-5000Hzの範囲で変更することができるようになります。OD-1なのにトーンを上げるとキラキラしてエキサイターっぽくなります。
あと、トゥルーバイパス化(ラッチングリレー使用)をにらんで、バイパス回路およびFETスイッチの回路を除去します。
トーンを付けてキラキラした感じになったところで、さらに±9V両電源化によりエキサイトさせるのもアリ……マストだと思います。個人的には、スイッチングレギュレーターによって可聴帯域外にスイッチングノイズが乗ること(そのノイズにより元の音が若干変調すること)がケンタウルスの華やかさの要素の一つではないかと訝っていたりするので。